昨日は材料難の日でしたが、新規失業保険申請件数は22.7万件と予想23.5万件を下回り、ドル買い材料となりました。
雇用面では、ADP雇用統計は軟化傾向ですが、その他の指標は堅調を示しています。
関税にも関わらず、未だ米経済は堅調。
一方、トランプ大統領は次々と国別関税率を発表していますが、ブラジルに
対してはBRICSへの牽制もあり50%という高率関税を示しました
このような場当たり的な関税適用は米国の国際的地位を下げる方向にしか
働かないでしょう
経済学の教科書的には関税をかけた国の通貨ドルは上昇するはずですが、なかなかそうはならない状況です
FOMC議事要旨では、7月利下げの可能性に言及した参加者はわずか
2名であり、ボウマン、ウォラー氏の主張はFOMC内では広まっていないようです。
次期FRB議長が早期に指名されたとしても金融政策は多数決で決まるので、
トランプ氏の意向が浸透するか難しいかもしれないと思う向きもいるようです
それでは今日のコマセ部隊の戦略を考えていきましょう
【全体の相場環境】

- ドル円:146.23円(6:00現在)
- 長期(4時間足):上昇トレンド維持中(長期GMMA上昇・MA上)
→ 直近高値を更新できず、上昇の勢いに一服感 - 中期(1時間足):レンジ移行の兆し(GMMA横ばい・価格は20MAの下)
→ 買い勢力に一時的な弱さ - 短期(15分足):下落傾向(GMMA下降・MAの下)
→ 目先は売り優勢
【7月11日(金)のトレード戦略】
1. 基本方針:戻り売り狙い(短期ベース)
- 長期は上昇トレンドですが、直近高値を抜けず、短期では下落圧力が強まっています。
- 本日は短期戻り売り優勢の相場として対応。ただし、4時間足のサポート帯や買い支えには注意。
2. 【売り戦略(メインシナリオ)】
◉ 条件:
- 146.50円〜146.60円付近の戻り(=1時間足20MAまたは15分足GMMA上限)で反発の兆し
- 1時間足でGMMAが完全に下向きに傾く or 高値切り下げの形が明確になればエントリー
◉ エントリーポイント例:
- 146.50〜146.60円付近の反発 → 売りエントリー
◉ 利確ターゲット:
- 146.00円(ラウンドナンバー/15分足の支持帯)
- 割れれば:145.80円付近(4時間足中間ライン)
◉ 損切り目安:
- 146.80円(1時間足で直近高値更新時)
3. 【買い戦略(サブシナリオ)】
◉ 条件:
- 145.80円〜146.00円付近で下げ止まりのプライスアクション
- 特に15分足でダブルボトムやピンバーなど出現
◉ エントリーポイント例:
- 下ヒゲや包み足 → 買いエントリー
◉ 利確ターゲット:
- 146.30〜146.40円(直近15分足戻り高値)
- 超えれば:146.60円
◉ 損切り目安:
- 145.70円割れ
【注目ポイント】
- FOMCイベント通過後の方向感模索中:市場は次の材料待ち。値動きは鈍くなりがち。
- トランプ関税リスクも引き続き頭の片隅に置くこと(発動で急変動リスクあり)
- 金曜日で週末調整のポジション整理が入りやすい → だましや反発も想定
意識されるライン
1時間足にまとめてみました
4時間足で観たラインが紫
1時間足で観たラインが赤
15府足で観たラインが青
オレンジがフィボ0.382押しライン
細いオレンジラインは週間ピボットラインです
R1(145.591)とR2(146.690)の間にいます

今日のデイリーピボットラインです
細いオレンジラインです

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